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【​特別賞】

茶箱『Boxed moments』

松本 唱子(京都府)

後藤 武久(滋賀県)

Peter Pålsson(スウェーデン)

ある島の四季の風景を茶箱に込めました。 茶会の進行にともなって茶箱の季節は移ろい、折々の風景が立ち上がります。この風景に各々の記憶が重ねられ皆で共有する時間が、新たな情景となってまた箱に込められてゆく、そんな茶箱となることを願っています。

 

Peter Pålsson Profile

1996年スウェーデン、スコーネ地方出身。15歳より木工を学び始める。2015年、Capellagården工芸学校に入学。木工家具デザインを学ぶ。現在はスウェーデン、ルンド大学の工業デザイン科に在学。

 

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松本唱子 Profile
1984年京都府生まれ。沖縄県立芸術大学工芸専攻染織コース卒業。2015年より2年間、
スウェーデンに留学。Capellagården工芸学校で北欧の染織を学ぶ。糸や染料となる植物を育てながら、布からつくる袋物を制作している。
 
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後藤武久 Profile
1992年大阪府生まれ。2015年武蔵野美術大学陶磁専攻卒業。2016年Capellagården工芸学校陶磁科卒業。2016年Morten Esperson氏の工房にてアシスタントに従事。2017年唐津焼作家、矢野直人氏に師事。2019年信楽に移住。
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【講評】
前﨑信也氏

美術工芸研究家・京都女子大学教授

完成度の高い作品をありがとうございました。日本で学んだ日本人のクリエイターではこの作品のような空気をもった作品は生まれないです。全体がしっかりとして、でもやわらかくて、欲しくなってしまいます。ただ、茶箱というのはとても個人的なものになりがちで、「この茶箱を、制作や取り合わせに関わっていない茶人がどうやって使ったらいいのか」ということが、こういった公募展で成功を目指すには課題になるかもしれません。また、なぜ焼き物が朝鮮の陶磁器の写しでなければいけなかったのか、というところも気になるところではありました。ありがとうございました。