top of page
ティー・エレメント
公募展
検索
若王子倶楽部 左右
2022年3月14日
『「珍品」好みの審査員として』 煎茶家・一茶庵宗家嫡承 佃 梓央
「何これ⁉」とニタッとしながら受賞作品すべてをテーブルの上に並べて見ていました。今回も、イイ意味での「珍品」を選ばせていただくこの公募展のカラーがはっきりと出たように思います。 私が審査の時に意識していることは二点です。...
若王子倶楽部 左右
2022年3月14日
『狭さと深さ』 茶人・会社員 中山福太朗
多くの作品のご応募、ありがとうございました。 なぜ「ありがとうございました」なのかと言えば、この公募展は、私たちの仲間を探しているようなものだからです。 そこに参加して下さったことがうれしい、という思いからの言葉です。 勿論、応募してくださった方にそのようなつもりはないでし...
若王子倶楽部 左右
2022年3月4日
『受賞作品の共通点 ―現代社会がクリエイターに求めていること―』 京都女子大学 前﨑信也
新型コロナウィルスが世界を席巻して2年が経ちました。その間に文化をとりまく環境も大きな変化を見せています。カタチを持たないデジタルアートが驚くような価格で取引されるようになったことと時を同じくして、お茶やお花といった、人に会うことが前提の文化にまつわる道具への需要は減退して...
若王子倶楽部 左右
2022年3月4日
次代へ繋ぐエレメント、ポストコロナの新たな価値を
世界を襲った新型コロナウイルスは、これまでの働き方や暮らし方を大きく変えました。新たなテクノロジーを導入し経済的豊かさをもたらした近代に代わる新しい価値をどのように築くか、デジタル化の一方でリアルな「場」の見直しも進み、日本の喫茶文化をリードしてきた京都の役割が改めて問われ...
若王子倶楽部 左右
2021年3月15日
『「おいしい」を開拓する道具』 茶人・会社員 中山福太朗
一次審査をzoomでのオンライン形式に変えたこともあってか、前回よりも応募点数こそ少なくなったものの、完成度の高い作品のご応募を頂いたと思います。 第一回は、30cm立法に収まる茶の時間を楽しむ道具、という無差別級の作品応募要項はどう働くのか未知数でしたが、第二回である今回...
若王子倶楽部 左右
2021年3月15日
『言葉のウソ』 煎茶家・一茶庵宗家嫡承 佃 梓央
ティー・エレメント公募展の審査は、今回も、「言葉」と「制作物」と、両方合わせて1つの「作品」と考えて審査しています。 私自身、今回の審査で何よりも驚愕したのは、みなさまの「言葉」が、昨年に比べて見違えるほどに「上手く」なっていることでした。これは皆様方の勉強の賜物かと存じま...
若王子倶楽部 左右
2021年3月15日
『現代の工芸における「付加価値」について』 京都女子大学 前﨑信也
ものづくりに関わる方々からよく聞く言葉に「作品にどうやって付加価値を付けるか」というものがあります。例えば、ただお茶を点てるための碗であれば、ボウル型をしていて液体がそこに溜まればいい。あまたあるお茶碗の中で、お客様に買っていただくものにするためには、他の茶碗とは異なる、何...
若王子倶楽部 左右
2021年3月15日
第2回 ティー・エレメント公募展 『つくるひとと使うひとの共鳴』
世界を襲った新型コロナウイルスはこれまでの価値観を一変してしまいました。 これまでの働き方や暮らし方の見直しが求められている今ですが、時代を生き抜いた先人たちはどのように道を拓いたのでしょうか。 ギャラリー左右は、わが国最後の南画家といわれる田能村直入が晩年を過ごした寓居の...
若王子倶楽部 左右
2020年10月18日
第2回 公募展講評|佃 梓央(一茶庵宗家嫡承)
『作品と他者との間をイメージすること』 佃 梓央 (一茶庵宗家嫡承) 「工芸品」という、いわば「モノ」を審査させていただく公募展なのに、「『モノ』は無くても大丈夫です、ぜひ『お話』だけ聞かせてください」という主旨の1次審査をさせていただきました。...
若王子倶楽部 左右
2020年10月18日
第2回 公募展講評|中山 福太朗(茶人)
『1次審査を終えて』 中山 福太朗 (茶人) 初めてのことで、主催側の私たちも、応募して下さった皆様も、手探りの状態での 審査だったと思います。 そもそも、応募作品がなくても審査に応募でき、それで判断されるというのは不思議な...
若王子倶楽部 左右
2020年10月18日
第2回 公募展講評|前﨑 信也(美術工芸研究家/京都女子大学准教授)
『理由がわかるようにしたい。ただそれだけです。』 前﨑 信也 (美術工芸研究家 京都女子大学准教授) 一般的な公募展では、締切日までに作品を送っていただき審査員が入選作・受賞作を 選び発表します。受賞作については評価した理由を説明しますが、選ばれなかった...
若王子倶楽部 左右
2019年12月2日
第1回 公募展 講評|茶人 中山福太朗 / 一茶庵宗家嫡承・煎茶家 佃梓央
ティー・エレメント展 所感 茶人 中山福太朗 ティー・エレメントとは何なのか。悩ましいことです。茶碗で言うなら、手取りや口作りの厚み・角度、高台の造形など、様々な評価ポイントがあり、また好き嫌いも様々です。 しかし、どのような評価軸にも共通するのは、抗い難い『いいな、使いた...
若王子倶楽部 左右
2019年12月2日
第1回 公募展 講評|京都女子大学 前﨑信也
第1回 ティー・エレメント公募展開催にあたって お茶碗でお茶を点てる人、急須でお茶を淹れる人、目の前で作られたお茶を飲んだことのある人…、どんどんと少なくなっています。この現実から導くことのできる結論は、これまでのお茶人や文化人が続けてきた、お茶とその文化を伝える方法が正解...
若王子倶楽部 左右
2019年12月2日
小さなギャラリーの挑戦
第1回ティー・エレメント公募展 連綿と続く茶の文化に新たないのちを、と開催した茶道具の小品コンテスト。 日本の喫茶文化をリードしてきたこの京都で、茶の文化そのものを改めて見つめなおすきっかけになれば、という小さなギャラリーの挑戦でした。...
bottom of page